ダクタイル鋳鉄製造

モーター部品、産業用ロボット部品(関節、ベース)、ロボドリル部品、プレス機械部品など、駆動部品に強度と軽量化を実現します。

ダクタイル鋳鉄とは

「鋳鉄」とは鉄を主成分とし、炭素を2.0%以上含む合金です。
「鋳鉄」の中でも、含有する黒鉛(グラファイト)が「ねずみ鋳鉄」は片状なのに対し、「ダクタイル鋳鉄」は球体になっています。球体であるため、よく滑り、耐摩耗性も高くなります。球状黒鉛鋳鉄、ノジュラ鋳鉄とも言います。

鋳鉄 ねずみ鋳鉄 普通鋳鉄 FC200、FC250、FC300
強靭鋳鉄 FC350、ミーハナイト鋳鉄
ダクタイル鋳鉄 FCD400-800

 

ダクタイル鋳鉄の高精度製造

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砂型造型機

一般のねずみ鋳鉄は収縮しながら凝固するのに対し、ダクタイル鋳鉄は膨張しながら凝固します。一般鉄とは性質自体が異なるため、型設計の注意点が全く異なり、鋳型も膨張を抑える硬さが求められます。

当社は創業以来、ダクタイル鋳鉄(FCD400~650)や一般鉄でも強靭鋳鉄と言われるFC250~350の鋳物製造を専門とし、長年にわたり経験を積み上げてきました。

ダクタイル鋳鉄品の精度を高めるためには、材質と砂型の精度の両面が求められます。高圧高速自動造型機により要求精度は0.5mm程度でも実現しております。

 

ダクタイル鋳鉄のメリット

薄肉、軽量化
ダクタイル鋳鉄は、引張強さ・伸びに優れ、普通鋳鉄よりも数倍の強度を持ちます。
薄肉化によって軽量化のニーズに応えることができます。
アルミ、樹脂、プレス製缶品等からの材質変更で、大きなコストダウンが期待できます。

 

多品種少量生産に対応しています

生型造型機のブロータイプ、ジョルトスクイズタイプを使い分け、多品種少量生産に対応しております。
特に他社ではあまり行っていない100kgまでの小物にも対応しております。
生型造型機のライン化により、一人で全工程を実施することができ、生産性の向上をはかっています。

ブロータイプ高圧造型機(全自動タイプ)

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鋳造ライン

造形→解枠→ショットまでをライン化した自動ラインです。

【独自の特長】
●大量生産用金型だけでなく少量生産の木型も使用できるよう、自動造型機に工夫を加え、多品種・少量生産にも対応。
●注湯ラインを3ラインとし、ライン能力をフルに発揮。


ジョルトスクイズ造型機(半自動タイプ)

最小限の作業(砂型の移動)に人手が介在する半自動ラインです。

【独自の特長】
●40kgから100kgの製品を、手込めの低生産性から機械造型できるように最小エリアでレイアウト。
●手込め造型の数倍の速さで造型できるため、より多くの受注に対応した高生産性を実現。
●半自動とすることにより、よりコンパクトなレイアウトで構成され低コストに貢献。

 

素材開発からご相談ください

お客様が求める強度、靱性、重量に応じ、素材の提案から行っております。お気軽にご相談ください。